一週間だけ付き合って
西村君が帰った後、部屋でプレゼントを開けてみる。


するとそこには、


「覚えててくれたんだ…」


前に一回だけ、これ欲しいな。と独り言で呟いたガラス細工のネックレスだった。


独り言なのに、聞いて覚えててくれたことが嬉しい。


「もうっ! これ以上、私を夢中にさせてどうするのよ…」


私は、そう1人呟いた。
< 196 / 259 >

この作品をシェア

pagetop