一週間だけ付き合って



「彩ちゃん、水着どんなの?」



奈美さんにそう言われ見せるとーー



「え? あ、彩ちゃん、これ…?」



なぜか微妙な顔をされてしまった。



「え? いけませんか?」



私がそう聞くと奈美さんは、はぁとため息をついた。



「せっかく彩ちゃん、スタイルいいのにそんなダサい水着はダメよ。

てか、ビキニにしなさいよ。」



「び、ビキニ…?」



確かに私の選んだ水着は紺色で上下繋がってる水着で色気も可愛らしさもなんにもない。

あっ、でもスクール水着ではないよ?


でも、流石にビキニ、私にはマズイでしょ…。



そう思ってると奈美さんがカバンをゴソゴソとあさりだした。


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