一週間だけ付き合って



「じゃあなんでパーカー着せたの?」



私はもう涙目で大和に聞くと、



「そ、それはっ…」



と言葉に詰まった様子だった。



「やっぱ似合わないんじゃん!」


そう言うのと同時にポロポロと涙がこぼれる。


すると大和はため息をついてから私を抱きしめた。



「だーから、ちげえよ。
似合わなくないから。てかむしろ逆だし…」



「…逆?」




すると大和は、



「あー、もうわかったよ!言うよ!言えばいいんだろ!」



と言った後、



「逆に似合いすぎて困るんだよ。

なんか他の男には見せたくねえっつーか…
ただの嫉妬だよ! 悪いかよ!」



拗ねたように言う大和。


…嫉妬とはちょっと違う気がするけど。



でもーー



「大和大好き!」



私がそう言ってギュッとすると大和は、



「そんなの反則。」



と言って私に甘いキスをした。



ーー番外編 endーー
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