一週間だけ付き合って
そう立ち上がると真に腕を引っ張られてバランスをくずした。
「きゃっ…!」
気づいたら真の腕の中。
「行くなよ…」
真の弱々しい声が聞こえる。
「なんで…?」
すると真は抱きしめる強さを強くして、
「せっかく奈美といれるのに誰にも邪魔されたくない。」
…くそっ、可愛いなこいつ。
いつもはツンツン(勝手な私の思い込み)してるくせに急にデレるとか可愛すぎるでしょ。
でもそう思ったのも一瞬だけでなぜか真は
「お前、それはねーよ…」
と呆れていた。
「は? なに呆れてんの? 私なんかしたっけ?」
「声にで出てたよ。可愛いとかツンツンしてるとか…。
てか俺いつもツンツンしてねーし。
別にツンデレじゃねーし。」