一週間だけ付き合って

「西村君、離してよ。」


「やだ。ってか離してほしいの?
今離したらお前の顔見れちゃうな。

どうせ今お前の顔真っ赤だろ?」


うっ、なんでわかったの?

確かに、今私の顔は真っ赤。
でもそれは西村君が悪いわけで…。


「西村君」


「ん? どうした?」


「抱きしめるんなら人目のないところがいいな、なんて。」


私がそう言うと西村君はほんの少しだけ顔を赤らめて


「そんな可愛いこと言うなよ。バカ。」


と言った。
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