一週間だけ付き合って
あれから、なんとか家にたどり着いた。
「西村君、今日も送ってくれてありがと。」
「それは、別にいいけど、それより、明日開けておけよ。
デートする。10時にお前ん家迎えに行く。
じゃあな。」
それだけ言って西村君は帰って行った。
で、デート !?
服、服がない!
あ、そうだお姉ちゃんに借りよ。
「た、ただいま! お姉ちゃん、服、服貸して!」
「デート? いいよ。選んであげる。」
「ありがと!」
私のお姉ちゃんはファッションデザイナーをしていてものすごく服のセンスがいい。