一週間だけ付き合って

あれから5分。

なかなか西村君が帰ってこない。


遅いなあ。西村君。


そう思っていると後ろから声をかけられた。


「ねえ、君1人?」


振り向くとそこには3人の男の人がいた。 年は、同じくらいかな?


「いいえ、私、か、彼氏と来てるんです。」


「へぇ、そうなの? でもさっきから1人じゃん?」


「いえいえ、ジュースを買いに行ってるんです。」


「えー? そこに自動販売機あるじゃん。」


そう言って男の人が指を指したのはすぐ近くにある自動販売機。
< 49 / 259 >

この作品をシェア

pagetop