一週間だけ付き合って
6日目 日曜日
次の日の朝。
《ピーンポーン》
10時ぴったりに玄関チャイムが鳴った。
あ、西村君だっ!
髪の毛変じゃないよね?
身だしなみを鏡で確認してから、
西村君のもとへレッツゴー!
「行ってきまーす!」
ガチャ
「西村君、お待たせ。」
私が家を出ると西村君は少し不機嫌そうだった。
「西村君、どうしたの?」
「遅い。何分待ったと思ってるの?
でもーー」
西村君はそう言うと私の耳元に顔を近づけて
「でも、可愛いから許してやる。」
と言った。