一週間だけ付き合って

西村君の家、というよりお屋敷に入ると中にはたくさんのメイドさんや執事さんが働いていた。


「うわぁ、ご苦労様です。」


私がメイドさんに頭を下げるとメイドさんはニコッと微笑んでくれた。


うわー、美人っ!

ってかよく見るとメイドさん全員美人さんだぁ。


「部屋こっち。」


そう言って連れて来られた西村君の部屋はシンプルにまとめられていた。



「綺麗っていうかもの少ないね?」



「まあ、必要最低限のものしか置いてねえし。」



必要最低限…、部屋にソファーとテレビがあるってどういうことだろ。


なんか、ここで生活できそうなんだけど。



わたしがそんなことを思っているとコンコンとノックの音がしてイケメン執事さんが入ってきた。




「大和様、奈美様が客室にお見えです。」



すると西村君は「わかった。」とだけ言って部屋を出て行った。
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