一週間だけ付き合って

「いいじゃん、少しくらい…。
私だってもうできることなら西村君と話したくないよ。

だって西村君私が何言っても冷たいんだもん。

ねえ、西村君知ってた?
私意外と嫉妬深くて、傷つきやすいんだよ?

それに私西村君のせいで安田さんとかマナちゃんにいろいろ言われたんだよ?」


違う。安田さんやマナちゃんにいろいろ言われたのは西村君はなんにも悪くない。
それはわかってる。

でもそれと逆のことを言っちゃう私。

それと同時に涙まで出てしまう。


「私はっ、西村君が好き、なのに…」


西村君ごめん。私泣いちゃった。
こんな女嫌いだよね。


そう思い西村君の方を見る。


ーーえ? なんで西村君そんな切なそうな顔してるの?


「に、しむ、らくん…?」


「くそっ…泣くなよ。」


西村君はそう言って私を抱きしめた。


久しぶりに感じる西村君の体温。
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