一週間だけ付き合って


今度はファンクラブ、会員、
名前はうーんと、A美にしておこう。


「あんたが西村君と付き合ってるなんて信じられない。」


と言った。こういう時は


「私もです。」


と言ってニッコリ笑顔。


「ふざけないでよ!」


うわー、勝手に呼び出しておいてふざけないでよって、どれだけ自分勝手なんだろ。


「イヤイヤ、ふざけるも何も事実ですし?」


私がそう言うとA美は黙った。


次は安田さんの取り巻きB子の番。


「西村君と別れないとあんたに何するかわかんないわよ。」


あはは、その手には乗らないよ〜。


「そうですか。それはやだなー。
だっていじめられたくないし?

だから、もし私に何かしたらあんたの命は保証しないけど?」


そして私は手をボキボキと鳴らす。
ここで、B子は怯んだ。
< 98 / 259 >

この作品をシェア

pagetop