愛されることの奇跡、愛することの軌跡
私の面談開始時間は16時半。
サックスの個人練習を終わらせ、10分前に教室の前に来る。
すると、前の順番の人の面談の話が、廊下まで聞こえてきた。
美郷によると、面談はひとり30分設けられてるけど、15分もあればみんな終わってるみたいよ、と言ってたから…それにしてもちょっと早かったかな?
進路でもめてるのだろうか。
確か私の前の順番は…ユウコちゃんだ。
ユウコちゃんは、先日の学年末で私に勝った1位の秀才だから…色々あるんだろうな。
嫌でも聞こえてくるユウコちゃんの声。
『私、先生の力になりたいんです。金澤さんなんかより、絶対私の方が学級委員としての能力も学力も上なんです!』
サックスの個人練習を終わらせ、10分前に教室の前に来る。
すると、前の順番の人の面談の話が、廊下まで聞こえてきた。
美郷によると、面談はひとり30分設けられてるけど、15分もあればみんな終わってるみたいよ、と言ってたから…それにしてもちょっと早かったかな?
進路でもめてるのだろうか。
確か私の前の順番は…ユウコちゃんだ。
ユウコちゃんは、先日の学年末で私に勝った1位の秀才だから…色々あるんだろうな。
嫌でも聞こえてくるユウコちゃんの声。
『私、先生の力になりたいんです。金澤さんなんかより、絶対私の方が学級委員としての能力も学力も上なんです!』