愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『金澤陸と言います…でも、何故夕飯一緒に食べてるんですか?』
『玲奈の彼氏だから』
『は?』

そりゃ、弟としては驚くだろうし、お母さんもそんなサラリと言うからさぁ

『さっさと着替えてらっしゃい』
『先に風呂入ってくる。教師と生徒の禁断カップル第2弾ですか。先生、ごゆっくり』
『ありがとう』

陸は2階に向かった。

『陸は社交性はあるんだけど、ちょっとオタクなところがあってね』
『何、オタクですか?』
「バレーボールオタク。でも分析屋なだけで、選手としての実力は伴ってないのよ」

私は煮物を頬張りながら健吾さんに話す。
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