愛されることの奇跡、愛することの軌跡
【YOSHIMI HIYAMA Atelier】
「ヒヤマヨシミさん?」
あれから何度かショーウィンドーの作品を見に来てたけど、入口の看板を見たのは初めてだ。
中に入ると、女性がひとり、2つの白い花を机に置いて、悩んでいるようだった。
声をかけづらい…
私が黙って立っていると、女性が気付いて振り向いた。
『あら、ごめんなさいね。もしかして、玲奈ちゃん?』
「は、はい」
『私はこのアトリエのオーナーで桧山良美と言います。玲奈ちゃんのことは健吾から聞いてるから。さぁ、座って。お茶入れるわね』
「いや、そんな。お忙しいのにお構い無く」
良美さんは今まさにお仕事の真っ最中だよね。
「ヒヤマヨシミさん?」
あれから何度かショーウィンドーの作品を見に来てたけど、入口の看板を見たのは初めてだ。
中に入ると、女性がひとり、2つの白い花を机に置いて、悩んでいるようだった。
声をかけづらい…
私が黙って立っていると、女性が気付いて振り向いた。
『あら、ごめんなさいね。もしかして、玲奈ちゃん?』
「は、はい」
『私はこのアトリエのオーナーで桧山良美と言います。玲奈ちゃんのことは健吾から聞いてるから。さぁ、座って。お茶入れるわね』
「いや、そんな。お忙しいのにお構い無く」
良美さんは今まさにお仕事の真っ最中だよね。