愛されることの奇跡、愛することの軌跡
すると突然、健吾さんに後ろから抱きつかれた。

『あたたか~い』

もぅ、その声やめてよぉ。

『俺に抱きつかれても、怖くない?』
「大丈夫だけど、ドキドキするかな」
『このまま寝よ。おやすみ』

すると、健吾さんは本当に寝息を立て始めた。

えー?

この状態で寝るの?

でも、健吾さんの体温が心地よくて、結局私も寝てしまった。
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