愛されることの奇跡、愛することの軌跡
何だか柔らかいもの…舌?


これって、大人のキス、ディープキスってやつ?


私も、答えなくちゃ。


でも、息が苦しい。


すると、健吾さんは唇を離した。


『おい、息をしないと死ぬぞ』


"鼻で息をしろ、風邪引いてるわけじゃないんだろ?"と、笑った。


あ、そうか。息してないから苦しいのか。


『もっといっぱいチューして?』


あー、もう甘い声だよぉ。


3度目に重ねてきた唇を、私は深く、深く受け入れた。
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