愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『玲奈の言う"役に立ちたい"と言うのは、定期的に俺に抱かれたいってことか?』


私は頷いた。


『きっと近いうちにそうなるから、安心しろ』


健吾さんは私の頬にキスをした。


「私、変なこと言った?」


『いや、全然問題ないよ。世の中の恋人同士はみんな思うこと。好き合って、愛情をお互いにぶつける究極でも自然な行為なんだから』


"でも…"


と、健吾さんは表情を曇らせた。
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