愛されることの奇跡、愛することの軌跡
でも私に今まで自覚がなかった以上、健吾さんに任せるしかない。


『まぁでも、その前に来週日曜日の区民まつりだな。最後の演奏、頑張れよ』


「健吾さんも来るの?」


『もちろん。顧問は引率責任者だからね』


夜9時すぎ、私を家に送ってくれた健吾さんは、私が車を降りる直前に


あの"大人のキス"をしてくれた。


もぅ、眠れなくなるじゃん…
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