愛されることの奇跡、愛することの軌跡
すると健吾さんが突然


『さん、に、いち』


とカウントダウンをして電気をつけた。


すると、そこには見たことのない世界が広がっていた。


いや、それは大袈裟かな。


大袈裟じゃない。イリュージョンだ。


健吾さんが魔法を使ってパーティーの会場を一瞬で作ったかのよう。


だって、大きなテーブルにはいっぱいの料理と周辺には色とりどりのお花の数々。


天井からはキラキラしたシャンデリア。


縦断はフカフカ…そう、ゴールドヘブンリーホテルみたいな感じがここ貸別荘に広がっていて。
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