愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『それと…』
健吾さんは小さな箱を持っていた。
『これ、誕生日プレゼント。18歳の誕生日、おめでとう』
箱を開けると、小さな指輪だった。
『6月の誕生石と言えば真珠だろ?でも普通に薬指とかにはさすがにできないから、もうひとつの誕生石であるムーンストーンのピンキーリングにしてみた。これなら学校にもしていけるだろうし、受け取ってもらえるかな?』
「もちろん。私、凄くうれしい。だって、ここに来るまで健吾さん、ずっとしゃべってくれなかったから、怒ってるのかなと思って」
『そりゃ、怒るよ。ノリに"応援してます"って玲奈が言ったから』
え?
そこで怒ったの?
健吾さんは小さな箱を持っていた。
『これ、誕生日プレゼント。18歳の誕生日、おめでとう』
箱を開けると、小さな指輪だった。
『6月の誕生石と言えば真珠だろ?でも普通に薬指とかにはさすがにできないから、もうひとつの誕生石であるムーンストーンのピンキーリングにしてみた。これなら学校にもしていけるだろうし、受け取ってもらえるかな?』
「もちろん。私、凄くうれしい。だって、ここに来るまで健吾さん、ずっとしゃべってくれなかったから、怒ってるのかなと思って」
『そりゃ、怒るよ。ノリに"応援してます"って玲奈が言ったから』
え?
そこで怒ったの?