愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『俺は、生まれて初めて自分から好きになった女性を抱いたんだ。でも、もうこれが最初で最後。誰かを好きになるのも、もちろんこんなことをするのも、玲奈だけ』


「本当?」


『あ、疑ってるな。玲奈との気持ちよさを知ってしまったから、もう他の女性は抱けないよ』


そう言うと健吾は私に深めのキスをしてきた。


「ハァん…」


『そんな色っぽいため息つくと、またシタくなるだろ?さ、玲奈、一度バスルーム行って身体キレイにしようか』


健吾が先にベッドから出た。


分かっていたけど、素っ裸。


でも全く私に隠す気はなさそう。


私の方が恥ずかしくなって布団に潜ってしまった。
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