愛されることの奇跡、愛することの軌跡
カーテンの隙間から差し込む日差しが眩しい。


天気がいいのかな。


ふと、横を見ると、いるはずの人がいなかった。


でも、下から音がしたのですぐ分かった。


健吾、もう起きてるんだね。


私は服を着て…ん?


なに?この内出血だらけの身体。


これがキスマークってやつ?


どうりで痛いと思ってたけど、今日のカットソーじゃ隠しきれないじゃん。


『今は目立つけど、制服着たらわからないでしょ?』


ベッドルームの鏡を見ていた私を下のリビングから声を出した健吾。


「もぅ、いっぱいついてるじゃん」


『しょうがないでしょ?昨夜の玲奈は可愛すぎ。さぁ、降りて。朝ごはん出来てるから』
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