愛されることの奇跡、愛することの軌跡
先日までの私達なら、ここまでで終われた。


でも肌を合わせて愛を感じ合うことを知ってしまった今の私達は、ここで終わるはずもなく…結局最後まで愛し合った。


それは、"渋滞を避けたいから"と決めた出発時間であるお昼ギリギリまで…


優しく、時に激しく、健吾は私に甘い愛をくれた。


「夏にまた、来たいな」


帰りの車の中で私は独り言のように小さな願いを口にしていた。
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