愛されることの奇跡、愛することの軌跡
玲奈の唇の回りは、唾液のせいで光沢を放っていて、ヤバいくらいに妖艶な顔つき。


俺は玲奈の舌を吸い上げた。


『んぅ…』


室内は、舌の絡まる水音とお互いの息づかいが響く。


玲奈とのキスは、あまりに甘くて美味しくて、それだけでも全て持って行かれそう。


さらに、一旦唇を離しても、玲奈に"もっと"と言われるので、かなり長い時間のキス。


最早、キスを止めるきっかけがなく続いていたけど、俺が左手で玲奈の片方の丘に触れ始めたことで、ようやく状況が変化した。


互いの唇を離す。


俺は立て膝をついて、両手を使って玲奈の双丘を揉む。


そして丘の頂を口に含むと、玲奈は遠慮がちに小さな声を上げた。


「玲奈、声を我慢しないで」


『だって、恥ずかしいんだもん…』


感じやすい身体なんだろう。俺には、相当玲奈が我慢しているように見えた。


声を出さないようにと、感じているのに手で口を押さえて顔を歪めているから。
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