愛されることの奇跡、愛することの軌跡
「まだわからない。でも、龍成社がエフプリントの土地を買収したとしても、あの会社の倒産は避けられないだろうな。一度不渡り起こしているし」
玲奈の前にジャスミンティーを置きながら、俺は話す。
『じゃぁ、このみちゃんは?』
「アール女学院にそれまで納めてきた寄付金による貢献度合いを考慮されて、卒業まではこぎつけるんじゃないかって、上杉はそう言ってる」
あの後、このみちゃんのお父さんに上杉は正式に付き合っていることの許しを貰った。
初めは驚かれたらしい。
ただの幼なじみだと思っていたから。
ただ、このみちゃんとの夢を語ったら、応援することを約束してくれたそうだ。
『私達に、何か出来ることはないのかな。このままだと、このみちゃん、アールは卒業できても、その先が』
玲奈はそうやっていつも人の心配ばかりしてる。
玲奈の前にジャスミンティーを置きながら、俺は話す。
『じゃぁ、このみちゃんは?』
「アール女学院にそれまで納めてきた寄付金による貢献度合いを考慮されて、卒業まではこぎつけるんじゃないかって、上杉はそう言ってる」
あの後、このみちゃんのお父さんに上杉は正式に付き合っていることの許しを貰った。
初めは驚かれたらしい。
ただの幼なじみだと思っていたから。
ただ、このみちゃんとの夢を語ったら、応援することを約束してくれたそうだ。
『私達に、何か出来ることはないのかな。このままだと、このみちゃん、アールは卒業できても、その先が』
玲奈はそうやっていつも人の心配ばかりしてる。