愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『あ、いけない!美郷に写メ送らなきゃ』


「何で?」


『ベビードールの見返りがそれを着た私の写メなの』


あ、そういうことか。


「今から、撮る?」


『恥ずかしいけど、後で怒られそうだしなぁ』


そんなわけで、再びベビードールに着替えてきた玲奈。


相変わらず胸が窮屈そうだ。


しかも昨夜俺がつけた赤い印が身体中にある。


撮影者は、当然俺。


可愛く撮れたから、内緒で俺の携帯に転送しておいた。


『よし、送った』


ベビードールの格好のまま、木内にメールを送っていた玲奈。


「なぁ、玲奈、ちょっと寝るか」


良く見ると、玲奈の目の下にクマがあるんだよね。


『うん。じゃぁ、着替えてくるね』


「いや、そのままでいいよ」


『でも、これ、胸がキツくて…』


「いいのいいの」


玲奈のクマは分かっているのに俺は多分また…火が付いた。


さっき、着替えている間に玲奈のバックから拝借しておいたし。
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