愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『私、標準よりかなり大きい方だと思うのね。それがコンプレックスでさ』


「体育の授業とか?」


『何で分かったの?』


「……俺は3月まで……小学校の……高学年の先生やってたからね」


体育の授業を嫌がる女子を、何人か見てきたから。


『だから、健吾が喜んでくれるのなら、コンプレックスでイヤだったこの胸も、逆によかったと思えるから不思議。んっ…』


頂の形が変わってきたら、玲奈にも余裕がなくなってきたみたいだ。


「別に……大きいからいいってもんじゃない……玲奈のなら……別に大きさは関係ないよ……服を脱ぐまで……玲奈の大きさは分からなかったし」


それからは、俺のベッドで甘い快楽を味わい、お互いの身体に溺れていった。


そして、やっと俺たちは、眠ることができた。
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