愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『あ、あった、あったよ!陽平』
このみちゃんが先に見つけていた。
私達も番号を確認し、"キャー!"と陽平に抱きつくこのみちゃん。
でもすぐに我に返った。
陽平に
『喜ぶのは玲奈の結果を見てからだ』
と言われたから。
そんなやりとりの間に私が受けた文科二類も掲示されていた。
このみちゃんが人混みをかき分けて先回りする。
『あ、あったぁ。玲奈さん、あったぁ』
声は聞こえるけどこのみちゃんの姿が人混みに紛れて見えない。
『もう、しょうがねーなぁ。普通、受けた人間が先に確認するものだろうに』
私達は時間差で掲示版の前に来た。
私の番号…あった!
このみちゃんのおかげで落ち着いて見られたよ。
すると、横から抱き付かれた…このみちゃんに。
『やった!ふたりとも受かったよ!おめでとうございます!』
『お前、暴走しすぎだろ?』
『だって、嬉しいんだもん。私も来年頑張るからね。この大学はムリだけど』
「応援してるからね」
『はい!』
このみちゃんが先に見つけていた。
私達も番号を確認し、"キャー!"と陽平に抱きつくこのみちゃん。
でもすぐに我に返った。
陽平に
『喜ぶのは玲奈の結果を見てからだ』
と言われたから。
そんなやりとりの間に私が受けた文科二類も掲示されていた。
このみちゃんが人混みをかき分けて先回りする。
『あ、あったぁ。玲奈さん、あったぁ』
声は聞こえるけどこのみちゃんの姿が人混みに紛れて見えない。
『もう、しょうがねーなぁ。普通、受けた人間が先に確認するものだろうに』
私達は時間差で掲示版の前に来た。
私の番号…あった!
このみちゃんのおかげで落ち着いて見られたよ。
すると、横から抱き付かれた…このみちゃんに。
『やった!ふたりとも受かったよ!おめでとうございます!』
『お前、暴走しすぎだろ?』
『だって、嬉しいんだもん。私も来年頑張るからね。この大学はムリだけど』
「応援してるからね」
『はい!』