愛されることの奇跡、愛することの軌跡
「You're my life,everything.」
『あなたは私の全て』
テッちゃんが小声で訳す。
『ありがとう。よろしくな、玲奈。よし、席に座ろう』
私は着席した。
『みんな、ごめんな。俺は、この1年の間、そんな気持ちを秘めながら、みんなに接していた。そのお詫びってわけではないけど、最後に、みんな一人ひとりのためにメッセージを書いてきたんだ。着席したままでいい。受け取ってくれ。ただ、受け取っても、悪いけど家に帰ってから開けてくれないか?ちょっと恥ずかしいから』
健吾は紙袋からメッセージカードの束を出すと、それぞれの席に配り始めた。
そして、私の席にも置かれた。
"金澤 玲奈様"
と、達筆な健吾の直筆。
家に帰って読むのが楽しみ。
配り終えた健吾が教卓に戻る。
『明日、君たちは大学の入学式。俺も新しい環境でスタートを切る。お互い頑張ろう』
『あなたは私の全て』
テッちゃんが小声で訳す。
『ありがとう。よろしくな、玲奈。よし、席に座ろう』
私は着席した。
『みんな、ごめんな。俺は、この1年の間、そんな気持ちを秘めながら、みんなに接していた。そのお詫びってわけではないけど、最後に、みんな一人ひとりのためにメッセージを書いてきたんだ。着席したままでいい。受け取ってくれ。ただ、受け取っても、悪いけど家に帰ってから開けてくれないか?ちょっと恥ずかしいから』
健吾は紙袋からメッセージカードの束を出すと、それぞれの席に配り始めた。
そして、私の席にも置かれた。
"金澤 玲奈様"
と、達筆な健吾の直筆。
家に帰って読むのが楽しみ。
配り終えた健吾が教卓に戻る。
『明日、君たちは大学の入学式。俺も新しい環境でスタートを切る。お互い頑張ろう』