愛されることの奇跡、愛することの軌跡
*エピローグ
私は健吾の、


"玲奈の身体の奥を感じたい"という耳打ちに応えて、今は健吾の家で、一通り愛された後だ。


『玲奈。俺は玲奈にとっての最初で最後の男になる。だからさぁ』


健吾の声が甘くなった。


『これからは、もう少しこうなる間隔が短くなるといいなぁ』


健吾はそう言うと、私のすでに何の隔たりもない双丘を揉み始めた。


「でも、健吾だって仕事と大学院とその勉強で、なかなか時間取れないんじゃないの?」


『そのどれも、玲奈との時間より大事なものは存在しないよ』


健吾は私の上に乗ると、胸の頂を吸い始めた。


その音が淫靡に響き、私の身体が反応する。


『俺は、玲奈が寂しいと思うことのないようにしたいし』


でも、そう言ってすぐに健吾は鼻で笑った。


『寂しいと思うのは、むしろ俺の方。だから、玲奈、お願いだから俺だけを見て』


健吾は体の位置を上げて、私に深いキスをしてきた。
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