愛されることの奇跡、愛することの軌跡
「あ、私も知りたい!」
橋本先生…じゃなくて健吾さんは"そうだなぁ"と暫く考えて
『体育祭の時かな。コイツ、運動神経いいからリレーの選手に選ばれるわけ。小学生の頃からずっと、8年連続だったの。でも、未冠の帝王なんだよね』
『何で?』
美郷は興味深そうに聞く。
『とにかくバトンもらうのが下手だった。早く走れば受け取れず落とすし、しっかり受けとるにもスピードが出ないだろ?だから未冠の帝王。とにかく不器用なんだよね、料理以外は』
え、8年チャンスあったのに、1位に1回もなれなかったの?
『そんなやつにリレーのアンカーを任せ続ける周りも周りだけどな』
「テッちゃん、どんくさい」
テッちゃん以外の3人は大笑い。
橋本先生…じゃなくて健吾さんは"そうだなぁ"と暫く考えて
『体育祭の時かな。コイツ、運動神経いいからリレーの選手に選ばれるわけ。小学生の頃からずっと、8年連続だったの。でも、未冠の帝王なんだよね』
『何で?』
美郷は興味深そうに聞く。
『とにかくバトンもらうのが下手だった。早く走れば受け取れず落とすし、しっかり受けとるにもスピードが出ないだろ?だから未冠の帝王。とにかく不器用なんだよね、料理以外は』
え、8年チャンスあったのに、1位に1回もなれなかったの?
『そんなやつにリレーのアンカーを任せ続ける周りも周りだけどな』
「テッちゃん、どんくさい」
テッちゃん以外の3人は大笑い。