Dark Moon＆Star 完結

あたしは、星夜に一目惚れしたんだ。


まだ話してもない、星夜に、、、


、、、恋をしたんだ。


「おぅ、雫月」


やっと、響月があたしに気付く。


「あ、、、ごめん。待った」


あたしは響月に、平然を装いながら返事をする。


「俺らも今来たとこ」

「そっか」


星夜は、黙ってあたしのことを見る。


あたしは自分の気持ちに気付かれないように、星夜に背を向ける。


「初めまして。俺、響月のダチの凛太朗」


そう、凛くんは、初めて会った時も優しく、あたしを包み込んでくれるような笑顔をくれた。


「初め、、、」

「星夜」


凛くんに挨拶しようとしたあたしの言葉を遮り、星夜は言った。