Dark Moon&Star 完結
星夜と喧嘩をしてから、1週間。


その間に、星夜からの連絡は1度も来なかった。


そして、あたしも星夜に連絡をすることもなかった。


そんな、ある日。


久しぶりに、星夜から連絡が来たんだ。


"今日の20時に、あの高台で待ってる"


そのメールにすら、あたしは中々返事を返せずに居た。


学校から帰って来てリビングで、ずっと携帯と睨めっこしていた。


「お前、返事くらい返してやったら?」


あたしの背後から携帯を覗き込み、響月が言う。


「うわぁ!!」


携帯に集中していたあたしには、響月が帰って来てたことにすら気付かなかった。


「なんだよ」


響月は、そんなあたしのことをうざそうに言う。

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