Dark Moon&Star 完結
そして、、、


ゆっくり、と、、、


星夜の瞳が開く。


「、、、せぇ、、や」


その瞬間、何故か涙が溢れた。


、、、星夜は、嘘つきじゃない。


響月とは、違う。


だって、ちゃんと、、、


ちゃんと、こっちの世界に帰って来てくれた。


「、、、みんな、、のこと、、、」


呼びに行かなきゃ、、、


そう思っていると、星夜にもう1度名前を呼ばれる。


「、、、、、、、、、、し、、ず、、、、く」


あたしはそんな小さな星夜の声を聞き漏らさないように、口元に顔を近づける。

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