Dark Moon&Star 完結
「、、、、、ごめん、な?、、、死、、ね、なくて」


あたしは、首を横に振る。


そんなこと、、、


、、、そんなこと、言わないで。


「、、、生きてて、よかった。本当に、ごめんなさい。全部、全部、嘘だから、、、」


星夜が死ねば良いなんて、本当に1度も本気で思ったことなんてなかった。


「俺、、、ずっと、よくわかんねぇ世界で、雫月と話してた」


あたしは、頷く。


あたしも、ちゃんと星夜の声に気付いたよ。


「こんなに、、、雫月の傍に寄り、添えるなら、、、この、よく、、、よくわかんねぇ世界で、、、生きても良いかなって」


、、、星夜。


「けど、、、響月が、、、戻れって、言う、、だよ」


星夜は力なく、目元だけで笑った。

< 367 / 378 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop