Dark Moon&Star 完結
あたしは立ち上がる。


「雫月?」


そんなあたしに気付いたママが、尋ねる。


「寝る」


そう、短い返事を返す。


ママはチラッと時計を見る。


時間は、0時を過ぎている。


「明日から学校なんだから、ちゃんと行くのよ」


ホント、年を重ねる度に口うるさくなってる。


「、、、考えておく」


そんな曖昧な返事をしたあたしに、ママは、もう一度念を押す。


「はいはい」


だから、あたしは仕方なく返事をし、リビングを出た。

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