きっと、君が。
倉凪瑠夏、私に親はいない。


「なぁ、俺んちいこ?」


ニヤニヤしながら誘って来て気持ち悪い。


顔はいいのに勿体無いね。


「いいよ。」


その誘いに乗る私はもっと気持ち悪い。


行くあてなんてないんだもん。


独りで居るよりは何倍もまし。


この体がどんなに汚されても。
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