きっと、君が。
「同じ学校の人とヤる趣味ない‼︎」


「俺はあるんだけど?」


「帰るから。離してよ…。」


一瞬神崎が顔を歪めて、私の頬に手を添えて来た。


「っ…んな泣きそうな顔すんなって。冗談だから。」


ホッとした次の瞬間、神崎はニヤリと笑って私にキスを落とした。


「ちょっ…んっ……。」


長い長いキスが終わって、私は力なく横たわった。


「キスだけで勘弁してやるよ。」


この俺様野郎。


むかつく。
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