きっと、君が。
こんな家くるんじゃなかった。


「帰る‼︎」


「まぁ、待てって。なんもしねーから泊まってけよ。」


何もしない…その言葉を信じていいものかどうか迷っていると、神崎は笑いを堪えていた。


「なんで笑いそうなの?」


「いや…初めてじゃないのに随分警戒心が強いなーと。」


「失礼な奴。こっちだって好きでそーゆーことしてるわけじゃないの。やっぱり帰る‼︎」


こんな失礼な人といたくない。


「悪かったって。まぁ、今度からは俺んち来ればいいんだからさ、そんな事する必要もない。」




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