きっと、君が。
「な〜んちゃって。冗談ですよ。」


呆気にとられる神崎の腕をどかしベッドから出た。


「じゃ、また学校でね。お世話になりました。」


「…ぁあ、後でな。」


神崎はそう言いながら片手で顔を覆い、手をひらひらと振った。


なんで顔隠してるんだろ。


もしかして、あーゆーこと言ったから照れたのかな。


自然と頬が緩むのを感じた。


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