きっと、君が。
男の家を出て何食わぬ顔で学校へ向かう。


「おーはーよっ‼︎瑠夏。」


「…奈緒おはよ。」


田原奈緒(たはら なお)私の唯一の親友。


私がこんなことしてるって知ってるのに仲良くしてくれる。


見た目は美人で、長い黒髪を少し巻いている。


「今日の人はどうでした?」


ニコニコ笑顔で聞いてくる奈緒。


「慣れてる人だったかな、五万貰った。」


「わー。金持ちだねぇ♪」



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