きっと、君が。
沈黙が流れていると、教室の扉が開いた。


「倉凪さん、ちょっといいかな。」


見たことのない男の人。


上履きの色は同じだから同い年。


顔はかっこいいからモテるんじゃないかな。


「知ってる奴?」


神崎が聞いてくる。


「知らない。何の用ですか?」


「ここじゃ、神崎君がいるから別のところ行こう。」


「俺の事知ってんの?」


「知らない人はいないよ。ホラ、倉凪さん行こう。」





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