きっと、君が。
ごめんね、その言葉が私からは出ないの。


素直じゃない私には少し難しい言葉。


でも、君に伝えたいから頑張るよ。


「なかなか来ないねー、神崎くん♪」


「別に待ってないし!」


「ふふ♪廊下いこ。」


素直じゃない私に気を使って遠回しに廊下で待とうといってくれた奈緒。


「うん。」


でも、この選択が一瞬でわたしを突き落とすなんて思わなかった。


ねぇ、神崎。


私は神崎を信じていいのかな?


わからないよー…。
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