きっと、君が。
「瑠夏今日遊ぼ?」


「ごめん、帰る。」


誘ってくれた奈緒に断り、軽く微笑み学校を飛び出した。


用事なんてあるわけない。


聞こえてくる生徒たちの声も、車のエンジン音も全ていまの私には耳障りに聞こえた。


誰かー…。


俺ん家来ていい。他の男んとこ行くくらいだったら来い。一人暮らしだし。


神崎の言葉を思い出した。


なんで、こんな時まで彼奴が出てくるの‼︎
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