きっと、君が。
全力で走って、走って着いたところは小さな公園。


ブランコと滑り台しかない。


「公園なんて何年ぶり。」


昔来た時は独りじゃなかったな。


寒い寒い寒いー…。


誰か温めて…。


「倉凪さん…だよね?」


突如聞こえた声に後ろを振り向く。


「…あっ…。」


私に告ってきた男の人が立っていた。


八城君だっけー…。


「何のよう?」
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