きっと、君が。
家に着いたら、八城君の家は誰もいなかった。


「八城君の両親は?家にいないの?」


「奏。」


どうやら、奏って呼べってことらしい。


「で、奏の家の両親は?」


「いつ帰ってくるかわかんないよ、気にしなくて平気。」


「それよりさー…。」


突っ立っていたら視界が反転して奏の顔を捉えた。


背中には柔らかい感触。


ソファに押し倒された。


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