きっと、君が。
起きた時には隣に眠る奏が居た。


人肌が欲しくて、自分から奏の腕の中へと入った。


「んっ……起きたの?」


「ごめん、起こしちゃった。」


「いいよ、抱きしめてあげるから。」


そう言って力強く抱きしめてくれた奏の腕にかなりの安心感を覚えた私はまた眠りに落ちた。


でも、神崎の腕とは比べ物にならない。


もう戻れないんだね。


さよなら神崎ー…。
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