きっと、君が。
家に着いて、奈緒に電話をかける。


今は深夜一時すぎ。


寝てるかもしれない。


「もしもし…瑠夏‼︎‼︎」


「奈緒ごめん、起こした?」


「大丈夫、ねぇ瑠夏………。今日なにしてたの?」


長い長い間の後聞かれた言葉。


きっと奈緒は言わなくてもわかってる。


それでも聞いてくるってことは信じたくないんだよね。


ごめんね、奈緒を裏切るようなことして。


折角変われると思ったのに。
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