大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない





「どーぞ。」


水筒を手渡す。


「さんきゅー。」


お茶を飲む西科。

よく見たら、めっちゃ汗かいてんじゃん。


このまま帰ったら風邪引くな。

明日も相手してもらおう、と思ってたのに、風邪引かれたら困る。


私はお茶を飲んでる西科を置いて、もう一度更衣室に戻った。

タオルを持って、また体育館に行った。



「これ、使えば?」


私はタオルを差し出した。
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