大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない
私は、優夜と美由ちゃんをその場に残して家に帰った。
「ただいま。」
「「おかえりー。」」
「あ、茉梨ちゃん、おかえり。」
「………あの……えっと、
なんで雅人さんが……?」
「ん~、職場でね。
急に思い付いて、
“私ん家おいで~”って言ってみたの。
それで、ここにいるのよ。」
「は?!」
「あ、改めて紹介するね。
白石 雅人さんよ。」
「ん……あっそ。
じゃあ私は部屋に…っと。」
「ちょっと茉梨。」