大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない





私は、優夜と美由ちゃんをその場に残して家に帰った。


「ただいま。」


「「おかえりー。」」


「あ、茉梨ちゃん、おかえり。」


「………あの……えっと、
なんで雅人さんが……?」


「ん~、職場でね。

急に思い付いて、
“私ん家おいで~”って言ってみたの。

それで、ここにいるのよ。」


「は?!」


「あ、改めて紹介するね。
白石 雅人さんよ。」


「ん……あっそ。
じゃあ私は部屋に…っと。」


「ちょっと茉梨。」
< 120 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop